内腹斜筋が働くと歩き方はどう変わるのか

query_builder 2026/07/18

歩くという動作は、「足を前に出すこと」ではありません。

実は、一番重要なのは片脚で身体を支える時間です。

歩行では、左右交互に片脚立ちを繰り返しています。この片脚立位が安定している人ほど、スムーズで疲れにくい歩き方になります。

そこで重要な役割を果たすのが内腹斜筋です。

内腹斜筋は、お腹の深部にある筋肉で、横隔膜・腹横筋・骨盤底筋・多裂筋と協力して腹圧を高め、体幹を安定させます。

例えば右脚で立っているとき、内腹斜筋は骨盤や体幹が左右に崩れないように働きます。体幹が安定することで、股関節は安心して身体を支えることができ、脚へ力を効率よく伝えられるようになります。

反対に、内腹斜筋が十分に働かないと、片脚立位が不安定になります。

その不安定さを補うために、

  • 腰を反らせる
  • 身体を左右に大きく揺らす
  • 骨盤が左右に傾く
  • 股関節ではなく腰で身体を前へ運ぶ

といった代償動作が起こります。

この状態が続くと、腰椎の動きが過剰になり、「腰椎主動型」の歩き方になります。腰への負担が増え、腰痛の原因にもなります。

一方、内腹斜筋がしっかり働くと、片脚立位でも体幹と骨盤が安定します。

すると、股関節の筋肉(お尻や内転筋など)が本来の力を発揮できるようになり、身体を前へ進める役割を腰ではなく股関節が担います。

その結果、

  • 身体のブレが少なくなる
  • 歩幅が自然に広がる
  • 地面をしっかり押せる
  • 長く歩いても疲れにくい
  • 腰への負担が軽減する

という変化が現れます。

つまり、内腹斜筋は単に「お腹の筋肉」ではありません。「内腹斜筋は歩行中の片脚立位をコントロールする司令塔」です。

歩行中の片脚立位を安定させる中心的な筋肉であり、腰椎主動型の歩き方を股関節主動型へ変えるための土台となる筋肉なのです。

私は、腰痛改善の第一歩は「腰を鍛えること」ではなく、「内腹斜筋を働かせて片脚立位を安定させること」だと考えています。

歩き方が変われば、身体の使い方が変わります。そして身体の使い方が変わることで、腰への負担は減り、痛みの出にくい身体へと変わっていくのです。


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整体院 ライズ

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