なぜ左内腹斜筋と右内転筋(前方スリング)が働くと、右中殿筋だけでは得られない片脚立位の安定性が生まれるのか?

query_builder 2026/08/02

右片脚立位では、右中殿筋が骨盤を支える重要な筋肉として働きます。

しかし、安定した片脚立位を行うためには、右中殿筋だけでは十分ではありません。

その理由は、身体を安定させるためには「左右の傾き」だけでなく、「ねじれ」や「前後方向のぶれ」もコントロールする必要があるからです。


右中殿筋の役割

右中殿筋は、

起始:腸骨外面(骨盤)
停止:大腿骨大転子

という走行をしています。

つまり、骨盤から大腿骨へ向かって力を発揮する筋肉です。

右片脚立位では、大腿骨が支持されることで、右中殿筋の収縮力が骨盤へ伝わり、骨盤を引き上げる働きをします。

その結果、

  • 左骨盤が下がるのを防ぐ
  • 骨盤を水平に保つ
  • 股関節を安定させる

という働きが生まれます。

つまり、右中殿筋は骨盤の左右方向(前額面)の安定性を作る筋肉です。


しかし、片脚立位では横方向の安定だけでは足りない

人が片脚で立つ時、身体には左右への傾きだけではなく、

  • 骨盤のねじれ
  • 体幹の回旋
  • 股関節が内側へ入り込む力(ニーイン)

などの力も加わります。

このような動きを制御するには、右中殿筋だけではなく、身体を斜めにつなぐ筋肉の働きが必要になります。


そこで働くのが前方スリング

前方スリングとは、

左内腹斜筋と右内転筋を中心とした斜めの筋・筋膜のつながり

です。

右片脚立位では、

左内腹斜筋

腹部の筋膜・腹直筋鞘

恥骨

右内転筋

というつながりによって、体幹と右股関節が一体化します。

この斜めの張力によって、

  • 骨盤のねじれを防ぐ
  • 股関節の安定性を高める
  • 体幹から下肢へ効率よく力を伝える

ことができます。


中殿筋と前方スリングの違い

右中殿筋は、

「横から骨盤を支える筋肉」

です。

一方、左内腹斜筋と右内転筋による前方スリングは、

「斜めにつながり、身体のねじれを制御する筋肉の連携」

です。

例えるなら、

中殿筋は建物を支える「柱」。

前方スリングは建物の揺れやねじれを防ぐ「筋交い」のような役割です。


まとめ

右片脚立位を安定させるためには、

  • 右中殿筋が骨盤の左右の傾きを防ぎ、
  • **左内腹斜筋と右内転筋(前方スリング)**が体幹と股関節を斜めにつなぎ、ねじれやぶれを制御します。

この2つが協調して働くことで、骨盤・体幹・股関節が一体となり、右中殿筋だけでは得られない三次元的な安定性が生まれるのです。


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整体院 ライズ

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